2025.10.24 海の星幼稚園 ブログ
十五夜のお月見を前にお家で夜空を見上げ月の観察をしていた子どもたち。

「昨日お月様みたよ~!」

月はどんな形だった?
「お月様なかったよ!」「見えなかった」
「どうしてかなあ…。」「なんでだろう?」
月が地球に住んでいる私たちから見えないとき、これを“新月”と言います。

次の日、
「ほんの少し細い月が見えましたね。」
そしてまた次の日。
「昨日より少し大きくなった!」

明日はどんな形になるかな?一緒に観察していきましょうね。

それから毎日、黒い画用紙に昨日見たお月様の形を描き込んでいます。

「こんなお月様やったね!」

明日はどんな形かな?
毎日少しずつ形が変わり、少しずつまん丸お月様の満月に近づいていく様子をわくわくしながら観察している子どもたち。
そして、どうして形が変わるのか興味を持った子がいました。
そんななぜ?どうして?に応えるため、この日は子どもたちにこんな方法で伝えました。
太陽に見立てたライト、地球に見立てた青い球、月に見立てた黄色い球を並べてみます。

太陽に見立てたライトで、月に見立てた黄色い球を照らします。

ライトに照らされて光っている月が丸い形に見えます。これが満月です。
太陽の周りを、自転しながら回っている地球。その地球の周りを、自転しながら回っている月。月自身は光っていないけど、太陽の光に照らされて地球から見える月の形は変わります。

🌙の形に見える三日月の頃。

地球からは見ることはできません。これが新月です。

さらに回って三日月。
月の満ち欠けを自分の手と目を使って知ることができました。
それぞれの興味のあること。それは年齢には関係ありません。
惑星についてとても興味を示している年少さんは、コスミックのコーナーでいつも夢中になって惑星の本を読んでいます。

そして、「地球は回っているけど、太陽の周りを回っているんだよ!」と、目をキラキラさせながらいつも惑星の話をしてくれます。
分かった、面白い、もっと知りたい、と、どんどん惹き込まれていく子どもたちのその姿に、私自身も惹きつけられています。
モンテッソーリ教育の中に位置づけられているコスミック教育。それは、宇宙、地球、月、星、風などの自然の神秘を始め、数限りない不思議に心動かされる子どもたちの興味や要求に答えるものです。
この子どもたちのなぜ?どうして?を一緒に考えたり、調べたりと、ワクワクしながら楽しい時間を過ごしていきます。
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