
2025.10.09 海の星幼稚園 ブログ
今年、少し暖かくなってきた4月
クラスで冬から育てていた、かぶとむしの幼虫が動きだしました。
「色が変わってる!」
「わぁ、大きくなってる?!」
冬に見た幼虫の大きさとの違いにびっくり!
「こっちも大きくなっとる!」
幼虫時代のお世話は
「湿らせとかないかんのよ」
しっかり水を吹きかけること。
そして時々きれいな土に変えてあげること。
「待っててね今きれいにしてあげるね」
「オスが5匹、メス5匹。みんな元気やね!」
そーっと、そーっと・・・
外へ幼虫を移動させます。
汚れた土をすくい出し
新しく、栄養たっぷり入った土を今日はみんなで入れることに。
綺麗になった土に幼虫を戻すと・・・
「わぁ、気持ちいいいんかな?すぐ潜っていったよ!」
数日後
大きな声が聞こえてきました!
「大変大変!!カブトムシがでてきとる?!」
「これ?かぶとむし?」
「違うよ!これさなぎ、土の上にいたらだめなんだよ!」
そんな虫博士たちの声が聞こえてきました。
さなぎはさなぎの時代、土の中に蛹室を作って過ごすことを虫博士のA君に教えてもらいました。
どうやら自分で作れなかった蛹室を作ってあげる必要があるようです。
そこで・・・
「こうやってトイレットペーパーの芯ですくってあげて」
「ペットボトルに入れてあげて!」
完成!
お部屋の片隅にさなぎの寝床がズラリと並びました。
「なんかもぞもぞしよる?」
数日後、脱皮が始まりました。
みんな大興奮!
「でてきたー?!」
「なんか色が白いよ」
それからまた、しばらくそっとしていると
3日後
「かぶとむしになってる!!」
「黒くなってるよ。」
出ておいで~!!
「かっこいいね」
「角があるね」
これまで毎日毎日観察してきたかぶとむしに愛着をもっていた子ども達、成長をとても喜んでいました。
そしてたくさんのさなぎたちが脱皮を始め・・・
たくさん、かぶとむしになりました!
中には成虫になれたのに、羽が曲がってしまっていて死んでしまうかぶとむしもいました。
「お家がうまく造れなかったのかなぁ」と考えながら
マリア様近くにお墓を作ってあげました。
成虫になったかぶとむしには
「この辺に置いてあげよう」
とゼリーをあげて
「もっと湿らせとかな!」
水もしっかりかけました。
「見て!かぶとむしの足なんか毛みたいなんがあるよ」
いろんな発見をさせてもらった夏になりました。
夏休みが終わって、
すっかりかぶとむしたちもいなくなってしまったと思っていたら・・・
「だんごむしがおる?」
えぇ?!
よーーーーく見てみると・・・
「これ幼虫やない?!」
「かぶとむしの赤ちゃんや!」
「また産まれる?」
命がこうしてつながっていく事を子ども達は知ったようです。
来年の夏また、かぶとむしに会えるのが楽しみです。
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