暖かく感じていた風が冷たくなり、本格的に冬が近づいてきました。

 

さて、今月の２３日は勤労感謝の日です。今年も年中児、年長児を対象に警察署と消防署へ見学へ行きました。

 

 

まず、年中児は警察署へ。

警察署では、パトカーや白バイに乗せていただきました。初めて乗るパトカーに興味津々の様子で子どもたちからは自然と笑みがこぼれました。

道場も見学させてもらい、迫力満点の剣道や柔道に震えて驚く子どももいましたが「みんなを守るためにこんなに大きな声を出したり、強くなれる練習をしているんだよ、かっこいいね」と伝えると、少し驚きながらも真剣なまなざしで見る様子も見られ、貴重な体験をさせていただきました。

 

 

「お仕事頑張ってくれて、ありがとう」と感謝を伝え、カレンダーを渡した後は子どもたちからいくつか質問をしました。

「どんなことが大変ですか？」「どうしたら警察官になれますか？」など子どもたちが自分で考えて質問をして、「先生やお家の人のお話をしっかり聞けば、かっこいい警察官になれるよ」と教えてもらいました。

帰りのバスの中ではさっそく「おおきくなったら、警察官になりたい！」の声が多数上がりました。

 

 

年長は、消防署へ行きました。

 

消防署へ着くと、大きな消防車がお出迎え。皆バスの中からすでに発見して大興奮でした。

 

 

今回は防火服を着せてもらったり、車両見学させてもらったり、放水体験をしたりしました。

 

防火服は消防士のお兄さんに、火事の時に火に負けないよう特別に作られた服であることを説明してもらい、さっそく着てみました。男の子も女の子もかっこよく着こなし、小さな消防士さんになっていました。

 

 

車両見学では、様々な消防車を見せてもらいました。車の中に水がたくさん入っていることやどこにホースが入っているかなど細かいところまで教えてもらいました。運転席や後部座席にも座らせてもらい、貴重な体験ができました。

 

救急車の中にも入らせてもらいました。中にくまやアンパンマンのぬいぐるみが置いてあり、気になった子どもたち。消防士さんからもし小さい子が救急車に乗った時、不安な気持ちにならないようにぬいぐるみを置いて安心できるようにしてるんだよと教えてもらい、子どもたちも真剣に聞いていました。

 

放水体験は、重たいホースを持って的に向かって放水させてもらいました。レバーを倒した瞬間、勢いよく出る水に圧倒される子が多く、水が出るたびに歓声が沸いていました。

 

 

園長先生も放水体験に挑戦！

 

 

放水体験を待っている間にもも組のDくんが「ねえ先生。あの壁は何するの？」と石崖のような作りの壁を見つけて聞いてきました。目の前に消防士のお兄さんがいたので、「聞いてみたら？」と声を掛けると、勇気を出して一生懸命聞く姿がありました。何気ない小さな気づきですが、子ども達の観察力には頭が上がらないなあと思いました。

 

最後にみんなで集まって、子どもたちがこの日のために作ったカレンダーをプレゼントしました。子どもたちにとって忘れられない一日になったのではないかなと思います。