学校法人 ロザリオ学園

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2022.09.12 海の星幼稚園 ブログ

ゆっくり、それぞれのペースで~満3歳児の園生活~

海の星幼稚園 ブログ

2学期がスタートし、一周り大きくなった子どもたちが園に帰ってきました。

 

園庭では、青々とした芝生の上を駆け回ったり、

網を片手に虫取り(今は、トンボがたくさん飛んでいます。)したりと、元気いっぱいです。

 

 

 

ばら組のお友だちも元気に登園してきました。

ばら組は、3歳のお誕生日を迎えて幼稚園に来てくれたお友だちのクラス。

その1日を紹介します。

 

朝、

「おはようございまーす!」と教室に入ってくると

 

まずは、かばんや荷物を片付け、身支度を整えます。

ボタンの穴を、よーく見て

時間をかけてボタンをはずします。

自分でしようとするその頑張りを傍で見守ります。

「できた!」 嬉しそう。

 

 

スモックに着替えた後は、

お帳面の今日の日付のところにシールを貼ります。

「今日は〇がつ〇にち、ここにシールを貼るよ」

「なんのシールにしようかなあ」

好きなシールを選んで貼ります。

 

 

シールを貼ったら、自分でしたい活動を選びます。

お部屋には様々な種類の活動が用意されています。

 

 

 

 

その中から “これをしよう” と自分で決めます。

 

 

 

桃色の塔 ~大きい、小さいを知る~

「つぎはこれかなぁ」

大きい順に積みながら塔を完成させます。

 

 

 

幾何立体のかご ~いろいろな立体を知る~

いろいろな立体を何度も何度も触って、それぞれの特徴を感じます。

「これはコロコロしてるよ」

「これは、とんがってる」

 

 

 

はめこみ円柱 ~量を弁別する~

太い、細い、高い、低い…などの違いを見分けながら

一つずつどこに入れるか確かめながら入れていきます。

「これはどこにはいるかなぁ」

全て入れ終わると「もういっかいする!」と何度も、自分が満足するまで繰り返します。

 

 

 

その他にも・・・

 

チョキチョキ… ハサミも使います。

すごい集中力です。

 

 

「切ったものは、この袋に入れようか」

一つ一つ指でつまんで袋の中に。

 

 

 

こちらは、先生が切ってくれるのを じっと見つめています。

ハサミの動きに目が釘付け。

 

 

こちらは、色を塗って、切って

腕時計の出来上がり。

 

 

 

こちらでは

指の力を使って、洗濯ばさみをとめます。

 

「できた!」

 

 

こうして

自分で好きなことを見つけて遊びます。

 

 

 

そんな満児さんたちの様子をときどき、

お兄さんお姉さんたちが見に来てくれます。

「なにしてるの?」

 

 

「いっしょにあそぼうか!」

 

 

 

園庭では、思いっきり体を動かして遊んでいます。

「せんせい、いっしょにおやまつくろう!」「たかいおやまつくる!」

汗をかきながら夢中になって遊びます。

 

 

 

たくさん遊んで、お腹もすいて

昼食の時間です。

 

「ごはん、きれいにたべたよ」「このおかずおいしい!」

お友だちと一緒に食べる食事は

とっても楽しい時間のよう。

 

 

途中、

「せんせい、おちゃがこぼれてしまった~」 「じゃあ、一緒に拭こうね」

困ったことが起きた時はチャンス!

どうしたらいいのかを、先生と一緒に体験します。

 

 

 

 

ご飯の後は歯磨きをして、机を拭きます。

「ここからここまで拭くよ」

どう雑巾を動かせば、隅々まできれいに拭けるのか

子どもが分かるように、具体的に伝えます。

「ピカピカになった!」と

満足そう。

 

 

 

帰り支度。

スモックを脱いでたたみます。

「半分に折るよ」 「もう半分」 「できたね」

 

 

 

 

帰りの集まりの時間は

皆が集まって歌ったり、絵本を見たり…楽しい時間を過ごします。

手遊び「♪てをたたきましょう タンタンタン タンタンタン♪」

とっても楽しそう。

 

 

 

 

絵本「かくしたの だあれ」

「ここにきりんがおった!」「みーつけた!」

そして、

〝あ~、たのしかった″ の思いを胸に降園します。

 

 

 

こうして

ゆっくりゆっくり幼稚園の生活に慣れていきます。

こうした子どもたちの姿を見ながら、いつも感じることがあります。

それは

子どもはどんなに小さくても “自分でしたい” “できるようになりたい”と

強く望んでいるという事です。

これからも、子どもたちのその思いに応えるために、そして

“できた!” という満足感と喜びを一人一人の子どもが味わえるように

ゆっくり丁寧にお手伝いしていきたいと思います。

 

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