学校法人 ロザリオ学園

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2022.03.12 海の星幼稚園 ブログ

冬の森

海の星幼稚園 ブログ

季節が冬から春に少しずつ変わら始めた、2月28日。年長児が今治アースランドの森に行きました。

森へ出かけるのは3回目。子どもたちは森が大好きで、何日も前から楽しみにしていました。

 

行きのバスの中は大盛り上がりです。

「今日は焼きおにぎりが楽しみだね」

「マシュマロ焼くんでしょ?私、焼いたマシュマロ食べたことない。美味しいのかな~?」

 

海が見えて、たくさんの山が見えて……

 

アースランドの玄関に到着。

 

 

森に入る前に、インストラクターの方からお話を聞きました。

季節は冬から春に変わろうとしています。

春が来るとどうなるかな?との問いに

「あったかくなってくる。」

「虫が動き始める。」

「お花が咲く。」

 

虫たちはまだ冬眠しています。今日遊んでいる中でもし見つけたらそっと手で包んであげようね。ぎゅっとしたら息ができなくなるから空気が入る隙間を作ってあげてね。」と。その話を真剣に聞く子どもたち。

 

さあ!いよいよ森にお邪魔させていただきます。

「おじゃまします!」と元気よく挨拶をして足を踏み入れます。

 

敷き詰められたように広がる落ち葉を踏みしめながらその感触や音を楽しみます。

「ここはシャキシャキ音がするよ!」

「ここはフワフワな感じ!」「こっちはどうだろう!!」

 

梅の花がありました。鼻を近づけ香りを嗅いでみました。

「うーん、いい香り」

「あっ、これがうーめの小枝でうぐいすが~♬ の梅の花ね!!」

「うぐいすもいるかな?」

 

少し進むと何やらみんなが集まっています。

そこをのぞき込むと、

カエルの卵です。

池の中にたくさん生まれていた卵を

特別にバケツの中に入れてくれていました。

そーっと触ってみるものの

 

 

「あれっ? あれっ?うまく触れない。」

「ぷにゅぷにゅする」

「ゼリーを手で触ってる感じがする」

 

荷物を降ろすと、持って来た

おにぎりを網の上に載せます。

「おいしく焼けるかな?」「楽しみだね」おにぎりを火の上にのせると自由活動の始まりです。

 

木登りでは

木の枝分かれした部分に足をかけ、枝をしっかり握り、力をこめ上へ上へ。挑戦しては見るものの怖くてやめる人もいれば、スイスイ登っていく人もいました。

友達が挑戦している姿に刺激を受け私も!!と続々人が集まってきます。

 

 

 

小川では

 

ヤゴを発見!!

 

 

そーっと持ち上げて観察をすると「またね、おおきくなってね」と、すぐに水の中に戻してあげる姿。

そうね、ここがお家だものね。きっと喜んでいるよ。

 

山の上の方に行くと

 

 

木の枝にかかるブランコがありました。 優しく揺れるブランコ心地よさそう。

 

 

遊んでいる最中もおにぎりが気なって火の所に戻ってきます。

火が燃え続けられるように葉っぱや木の枝を運び入れます!

 

午前中めいいっぱい遊び、お腹が空いたころおにぎりが焼けました。

 

私のおにぎりどれかな~?と探します。

そしてそーっとアルミを剥がして、

「いただきます」

「あったかい!」

「おいしい」

「ちょっと焦げてる!!」

「火のふぅ君の優しい火で優しいおにぎりになってるね」

火は食べ物をおいしくしてくれます。

食後はお待ちかねの焼きマシュマロ。

自分の肩から手の先ぐらいまでの長さの竹を見つけてきます。

竹の先にマシュマロを刺して、ゆっくり時間をかけて焼いていきます。

「これぐらい?」

「もう食べていい?」

少し茶色くなってきて…

 

「食べてみよ。うん!!おいしい!!とろとろ~!!」

「ふわふわ~!!」

2人仲よく食べるお友達。ふーふーしながらそーっと食べるお友達。

 

 

「苦い。」少し焼き過ぎたようですね。もうひとつじっくり慎重に焼いて2度目は美味しくいただきました。

 

お腹もいっぱいになり自由活動再開。

 

のこぎりコーナーでは……

 

太い木を切ろうと10分間もひたすら押したり引いたり力を込めながら切り続けた子。

それを見ていたお友達が「反対側をふんどいてあげるね!」と力を貸します。

 

少し水が溜まって、ぬかるんでいるところを

覗いてみると……

そこにも、かえるの卵を発見!!

ようく見ると小さな黒いものがうようよ動き出してます。

「おたまじゃくしがうまれてる。」

「今日は、おたまじゃくしの誕生日や!」

「ハッピバースディトゥーユー」とお祝いの歌をうたい始めた子どもたち。

 

 

崖登りでは…

 

手と足、目を使い、土の感触や木の根っこの強さを確かめながら一歩一歩進みます。

「上まで登ったら、この森の世界全部が見えるよ!! みんなが小さく見えるし、すごくいい景色が見られるよ!!」

 

頂上からでしか見えない景色を堪能している子どもたち。

 

帰る時間となってしまいました。

「まだ遊びたい」

「ずっと、森にいようかな?」とそんな気持ちを残しながら

遊ばせてもらった森に「おじゃましました」と挨拶をしてバスに乗り込みました。園に帰るバスの中でも

「マシュマロ美味しかったよね!」

「ぼくは川遊びが楽しかった」

「木登りちょっと怖かったけどたのしかった」と、楽しかった話で大盛り上がりです。

しばらくすると、先ほどまで盛り上がっていた子供たちもつかれたのか

ぐっすり夢の中です。

 

 

自然の中に身を置いた子どもたちは、身体のすみずみまで使い五感を使い実体験を通してたくさんの事を学んだようです。

自然は何物にも変えられない子どもたちの先生のようです。

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