学校法人 ロザリオ学園

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2022.01.04 ロザリオ学園 ブログ

1年の終わりに

ロザリオ学園 ブログ

2021年も終わりを迎えようとしています。現在、新型コロナウイルス感染症は日本において感染者数がかなり減少していますが、オミクロン株という新型の変異株が発生し、ヨーロッパやアメリカで感染者数が相当増加しています。まだまだ予断を許さない状況です。

今年を振り返ってみますと、わたしは新年度から再び松山教会の担当司祭となり、二つの教会の担当司祭を兼務することになりました。そして、これが一番辛いのですが、愛光学園の週1回宗教の授業をマスクをつけながら話すことで、予想以上に心身に負担をかかりました。そのため、様々な予定を中止や延期することが多くなりました。海の星幼稚園のチャプレンの仕事も十分に果たすことができず、申し訳ないと思っています。

おそらく、多くの人が長引くコロナウイルス感染症の影響で不調を感じているのではないでしょうか。先日30代半ばの若い俳優が突然亡くなったというニュースが出ました。その死因を探ることは慎まねばなりませんが、彼女が強いストレスを感じていたという話もあります。

わたしはイタリアで勉強のために3年住み、その他の国にも滞在したことがありますが、日本という国は几帳面である反面、心のゆとりに乏しいといえます。例えば、外国で時刻表通りにバスや電車が来ることはほとんどありませんが、誰も文句を言いません。しかし、日本の都会だと2分電車が遅れるだけで苦情を言う人は珍しくありません。もちろん、それは仕事を時間通りに行う義務感からそうさせるのでしょうが、明らかに行き過ぎです。「ちょっとぐらい構わないじゃないか」と思えないのです。そういった責任感でずっと生活していると、精神的にも肉体的にも負担がかかり、それが病気などの様々な悪影響を生むのです。

だからこそ、幼稚園に通う子どもたちはのびのびと元気に過ごしてほしいと願っています。マスクをつけながら神様のお話を聞く子どもたちを見ていると本当に気の毒です。大人であるわたしたちはマスクをつけるのは義務として当然ですが、遊び盛りの子どもたちがずっとマスクをつけるのは大変だろうと思います。

新型コロナウイルスの感染の終わりを見通すことは誰にもできません。しかし、この不安が続く状況の中でもーいや、この状況だからこそーカトリックの司祭としてわたしは「神がこの世にお生まれになった」ことの喜びを伝える使命の大切さを強く感じています。イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスは賑やかなお祝いではなく、神がこの世に来られたことを喜び、神に感謝を捧げる時です。楽しい時も、苦しい時も、神はわたしたちとともにいてくださいます。なぜなら、2000年前神はイエスという幼な子となってこの世に生まれ、わたしたちを決して見捨てることなく、わたしたちのそばにいてくださることを約束してくださいました。神が共にいるという安らぎと恵みを少しでも多くの人に知ってほしいと願って、わたしは司祭として働いています。

最後になりましたが、来る2022年がこのブログを読んでくださる皆さんにとって良い一年になるようにお祈り申し上げます。

海の星幼稚園チャプレン

川上栄治 神父

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