2026.07.11 若葉幼稚園 ブログ
〜 静けさの時間が、心を整える 〜
園では、モンテッソーリ教育の大切な活動のひとつとして
「線上歩行(せんじょうほこう)」を行っています。
年中児、年長児になると床に引いた一本の線の周りに
椅子に座って、活動の始まりを待ちます。




特別な曲が流れてくると、心を落ち着かせ、先生の無声音に
近い声に耳を傾けます。一人ひとり、緊張した内面の期待
(次は、名前をよばれるのは自分かな?)でうずうずしながら
待っています。自分の内面からそのかすかな声を聞き取れる
ように、先生の呼びかけに応えられるように、
子どもたちは、自分の意思でじっと動かないようにしています。
自分の名前が呼ばれたとき、
子どもたちは、内面が満ちていく様子がうかがえ、
何とも言えない良い表情のまま、そっと活動していきます。
つま先とかかとを合わせながら、 ゆっくり、ゆっくり歩いて
活動します。まるで静かな森林を散歩するように、
子どもたちは自分の体の動きを感じながら進みます。



ご家庭でお子さんと一緒に散歩や歩くとき、外で白線や
縁石の上を歩きたがる姿を見たことはありませんか。
ご自分も子どものころ、そんな経験があったのでは?(^^♪
子どもはこの時期、
自分の体を思いどおりに動かしたい もっと上手に歩きたい
という気持ちが強くなります。線上歩行は、この成長の
タイミングにぴったりの活動です。線の上を歩くという、
一見簡単な動きの中に、 子どもの成長にとって大切な
要素がたくさんあるのです。
・全身の注意と努力を必要とします
・平衡感覚(バランス)の発達
・集中して取り組む力
・自分の心を落ち着かせる力
・ゆっくりとした動きを楽しむ心
園では、保育室の電気を消し、カーテンを閉めて白い線の周りに
椅子を並べ静かな音楽の流れる中で線上歩行を行います。
子どもたちは前を向き、呼吸を整えながら、 足の動きを丁寧に
感じ取って歩きます。
慣れてきたら、少しずつ難しさを変えていきます。
・鈴を持って音を鳴らさないように歩く
・水の入った花瓶持って保く
・お手玉を手の甲にのせて歩く
・旗を持って歩く
・火を灯したろうそくを持って歩く
線上歩行は、ただ歩くだけの活動ではありません。
たちみんな、自分の内面(内側)に意識を向けて集中する姿が
見られます。
子どもたち一人ひとりが、集中と静けさを作り出す様子があり、
大切な時間です。
モンテッソーリは、静けさについてこのように言っています。
子どもは静けさによって「埋もれた生命(内面的生命)」
に初めて気づきます。
子どもたちが進んで静けさを聴こうとするということは、
子どもの魂の中にこの体験を引きつける自然な力がある
ことを示しています。と
これからも、一人ひとりの歩みを大切にし、
子どもたちの成長に寄り添いながら、一日一日を
大切にしていきたいと思います。
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