
2025.07.08 道後聖母幼稚園 ブログ
7月に入り、園では七夕に向けて少しずつ準備を進めてきました。
今年も、卒園児のご家庭から立派な笹をいただきました。
先生たちが受け取りに伺うと、「もう5年生になりました」と、
懐かしい笑顔で迎えてくださり、心がじんわりあたたかくなりました。
1年に一度、こうして再会できることがうれしくてまるで織姫と彦星のよう。そんな思いがよぎりました。
、
七夕まつりの前に子どもたちが短冊に願いごとを書いたり、七夕飾りを作ったりしました。
「プリンセスになりたい」「おともだちとずっとなかよくしたい」「ぱぱといっぱいあそべますように」「おいしゃさんになりたい」「みんながしあわせにすごせますように」
「かぞくがびょうきになりませんように」「へいわなせかいにしてください」
その一つひとつが、まるで神さまへの小さなお祈りのようでした。
「神さまは、声に出さなくても心の中の願いも知っていてくださるんだよ」
そう伝えると、そっと目を閉じて祈る姿も見られました。
七夕まつり当日は、ペープサートで織姫と彦星のお話を見たり、
「たなばたさま」のうたをみんなで歌ったり。
園長先生からは、「大切な人を思う気持ち」についてのお話があり、
静かに耳を傾ける子どもたちの姿が印象的でした。
当日は熱中症警戒アラートが発令され、外での活動は控えましたが、
室内では吹き絵や砂アートなど、涼しげな描画活動を楽しみました。
にじんだ色を見て「あまのがわみたい!」と目を輝かせ、
ひとりひとりの作品が、まるで星のように輝いていました。
「かみさま みんなのおねがいをかなえてください。」
願いをこめて、笹の葉に飾った短冊
その思いはきっと、夜空をわたって神さまのもとへ届いていることでしょう。
今年の七夕も、やさしさと祈りに満ちた一日となりました。
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