
2025.07.10 天使幼稚園 ブログ
現在うめ組では、2階のテラスで綿の栽培を行っています。
他にも、ナスやトマト、バジル、枝豆、シシトウなどを育てていますが、今日は綿のお話をしたいと思います。
なぜ綿の栽培を始めたかというと・・・
私は昨年までばら組の担任だったのですが、ばら組の時に子どもが綿を家庭から持ってきて、保護者の方からは、「飾っているだけで開いて綿が出てくるので、子どもたちに見せてあげてください。」とまだ開ききっていないものを園にくださり、子どもたちに新しい経験をさせてくださいました。
せっかくならこの綿を使ったり、植えたり、また咲く瞬間を子どもたちと共有できたらなと考え、種植えの時期までいただいた綿を飾り、そこから種を採取して、子どもたちと綿の種を植え、収穫時期まで楽しみにして過ごしていました。去年はその綿は、年長児のアドベントカレンダーに使用したと思います。
今年はうめ組の担任に変わりましたが、去年ばら組とはお隣同士だったうめ組ですが、「綿なんてあった?」という反応だったので、今年はうめ組の子どもたちと挑戦してみようと思いました!
しかし、今回はクラスの子どもが持ってきてくれたわけでもなく、突然綿を植えよう!と言っても無理があるなと感じ、絵本で導入していきました。
その絵本は「そらまめくんのベッド」という本です。ご存じの方も多いのではないでしょうか?
この本、実はたくさんシリーズがあるんですよ!知っていますか?
その中に、「そらまめくんのあたらしいベッド」という本があります。
そらまめの皮の中ってふわふわしていますよね?それをベッドに見立てていて、主人公である、そらまめくんの宝物です。
そんな宝物のふわふわベッドが、元気がなくなってきて、新しい綿に取り換えるためにそらまめくんは綿の木を探しに行きます。しかし見つけた綿の木はまだ葉っぱしかはえていない状態で、綿が出来るまで待って収穫して、取り換えて皆の所に帰ってくるというお話があります。
そらまめくんのベッドのシリーズを毎日1つずつ読みながら、すべて読み終えたところで、始めていきたいところですが・・・
まずは綿の前にそらまめを触ってみるところから!
よく見たことのある枝豆とは大きさも違い、皮も堅い。
中身の豆はそらまめくんそのもので「頭の黒い部分が本当にあるね!」とみんなで驚き、最後は、ベッド触ってみようね!と、半分に割った皮を皆で触ってみました。
若干ふわふわ、実際はベトベト、ネチネチと、という感想でした(笑)
そして、最後に「そらまめくんと同様に綿を収穫してみない??ふわふわのお花咲くのすごいよね?」と始めていきました。
子どもたちは大賛成で一緒に土を入れたり、種を植えたりしてくれました。
ここでも一つ実験!
「種は水に一晩漬けておくといい」と知ったのですが、はたして本当なのか、
・水につけていない種
・水につけた種
2種類用意して、「10日ぐらいで芽が出るって~」と始めました!
それが、6月5日の事です。
そしてなんと!水につけた方は4日で芽が出てきたのには驚きました!
水につけていない方も6日目には発芽しました!
驚き、嬉しそうに見ている子どもたち、本当にかわいいです♡
その後も子どもたちと水やりをしながら成長を楽しみにしています。
日に日に大きくなっていて、どちらの種類の種も同様に育っています。
7月頭頃たくさん生え、大きくなってきたため、子どもたちと間引きを行いました。
枯れているのや、あまり大きくなっていないもの、虫に食べられているものなど、年長児を中心に、どれを間引くか相談して、年長児に切ってもらいました。
綿が咲くのは、クリスマスの練習するころだよ🎄と伝えてあります。
年長さんは観察日記を書いています。
見て描いたり、思ったことを表現したりすることが得意な子もいれば、苦手な子もいます。どういう風に育ってきているかというのも、「葉っぱが大きくなったね」とか「葉っぱの数が増えたね」とか「葉っぱの形が変わったね」とか「茎が伸びたね」とか、何がどうなったのか、なっているのか、具体的に話しながら、年長だけではなく、年少児、年中児にも伝えていけたらなと思っています。
年少さんや、年中さんはどちらかというと、もうできている、ナスやトマト、バジルの方が気になる様子です。こちらも食べてみたいというお子様には、持ち帰らせているので、持ち帰った際にはご家庭で食べてみてください。
現在(7/10)綿の様子は、ここまで大きくなっています。
もうすぐ夏休みですね。枯れないようにしっかりとお世話をして、夏休み明けには大きく成長している綿の様子を見て、子どもたちと驚き、喜びを感じたいなと思います。
今後も、綿の成長していく様子や、子どもたちの観察する姿など、投稿していきたいと思いますので、一緒に楽しみにしていただけたら、嬉しいです(o^―^o)
綿を収穫するころに、そらまめの種の植える時期がやてくるので、次はそらまめも植えて収穫したいなと考えています。
うめ組担任 佐々木 茜
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