2025.03.17 海の星幼稚園 ブログ
先日、聖カタリナ大学の戸井先生に来ていただきかつおぶし削りを体験しました。
まずはかつおぶしとは何かを知るところから。
布で作ったぬいぐるみを使って
「このお魚何でしょう」「かつお!」


「この身のところがかつおぶしになるんだよ」

「かつおぶしって食べたことある??」
「たこ焼き!」「お好み焼き!」
「お味噌汁に入れると美味しい出汁が出るよ」
「このかつおぶしはこれからできているんだよ」

乾燥させたかつおぶしを手にした子ども達。
机でたたくとコンコンと音がします。
「軽ーい!」「なんか木みたい」

かつおぶしについての紙芝居も読んでもらいました。

では、かつおぶしを削ります。
「かつおぶしは硬いからこの道具、かんなを使って削ります」と説明してもらいます。

手袋をして始めましょう。

まずは周りのカビをよく拭いて・・・
「このカビは食べても大丈夫なんだって」

削れてるかなぁ・・・

匂いを嗅いでみたり・・・
「固くて全然できなーい」

「私がおさえとってあげる!」
初めは滑ってするっするっと。
だんだんしゅっしゅっと音が・・・
その後「あ、何かシューって音するよ」削れている確かな感触。

「もうできたかな~??」

引き出しを開けてみると・・・
「うわー!削れとる!」
「なんかクルクルしとるのもあるよ」

削ったかつおぶしを一口食べてみると・・・

「おいしい!」「もっと食べよ~」
手が止まらない様子の子ども達。
「赤いとこ見えてきたよ」「これなーに??」

「赤いとこが見えてきたら美味しいかつおぶしなんだって」

どんどん削っていきます。
たくさん削れたところで次は飲み比べ。
まずはお湯に味噌を溶かしたもの。
ふーふーとよく冷ましてから飲みます。

次にそこへ削ったかつおぶしを入れます。

ゆっくり飲んでみると・・・

「うわ!さっきより全然美味しい!」

「かつおぶしの味がいっぱいする!」

「もうちょっと入れてみようかな」
自分の好きな濃さまでかつおぶしを入れていきます。


「美味しかったし楽しかったね」
「最後の方が上手に削れたよね」
「もっと削りたかったな~」と初めての体験を楽しみました。
昔から日本に伝わる食の文化、和食・
その和食に欠かせない身体にやさしい出汁。
今日の体験を通して、子どもたちは日本の食文化に興味をもってくれたことと思います。
そしてこの味をきっと忘れないことでしょう。
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