2024.08.02 ロザリオ学園 ブログ
2024年4月 私は、新しい環境で子どもたちと生活をすることになりました。新しい環境・・・・・・それは「八幡浜聖母幼稚園」に着任したことです。生活が始まり、一番最初に感じたことは、「愛に溢れている」でした。子どもたちと生活を共にするなかで、積み重ねられてきた子どもたちの姿から強く深く感じたのです。
たまねぎ収穫に出かけると、転勤した先生たちに、「えんちょうせんせい 〇〇先生と〇〇先生に、このたまねぎをあげたいね!」「おいしいからびっくりするね!」小さなお友だちが困っていると、目線をあわせて「どうしたの?」「おてつだいしようか?」
と愛情をたくさん受けて育ってきた子どもたちの姿がたくさん溢れていました。あっという間に、子どもたちと日々を過ごし先日、1学期の終業式がありました。翌日から夏休みを迎えるため、今日がみんなで過ごすのが最後であるこをと理解している年長児のTくんが「えんちょうせんせい きょうは1がっきさいごのひ やろ。いっしょに ごはんたべよう。」と声をかけてくれました。残念なことに所用があり出かけることを伝えると、少し考えてから「うん わかった。なつやすみになるやろ。ずっとあえないから…
だからいっしょにごはんたべたかったんよ。しょうがないな。なつやすみ おかあさんにおねがいして、あずかりに してもらうね。」と素直な自分の気持ちを伝えてくれました。相手を尊重する心の育ちを感じたと同時に、自分の気持ちを整理して言葉にする姿に、子どもたちの心の中にある「愛」を感じました。神様からの愛、家族からの愛、たくさんの出合いから「愛」が育まれている証です。カトリック幼稚園で勤務するなかで、「神様の存在、神様からの愛」を子どもたちを通してたくさん出合わせていただくことに、感謝する毎日です。
子どもたちには、大きな存在=神様から愛をうけていることを在園中の幼児期の敏感なときに、五感をとおして感じ取って欲しいと願います。「神様はいつも一緒にいるよ!」と見えないけれど大きな存在が護ってくれていると、神父様から教えていただいた、この言葉の意味をしっかりと伝えていきたいと思います。
子どもたちの未来が愛と喜びで満たされますよう、子どもたちの心に平和の種まきをしていきます。幸せな未来をつくるために。
八幡浜聖母幼稚園
松本 綾美
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