今年度最後の避難訓練を実施しました。

 

この日は、地震を想定した放送が園内に流れ

「地震です。今すぐ机の下に避難してください。」と園長のアナウンス。

 

様々な場所にいた子どもたちは、

自分がいる一番近くにある机の下に潜り込みました。

近くに机がない場所にいた人は、その場でだんごむしのポーズ！

 

続いて

「まだ揺れていますよ」のアナウンスに

机の脚をしっかりと持って、揺れないように握りしめる人も。

 

緊迫した雰囲気に泣いてしまう園児もいましたが、

それぞれがそれぞれの場所で、自分の身を守る行動にでます。

 

その後

「地震はおさまりました。」のアナウンスが流れ、

ホッとしながら机の下から出てきた子どもたち。

 

しかしまた

「ホールから火が出ました、火事です！

今すぐ園庭へ避難しましょう」のアナウンス。

地震に続いて、火災を想定した訓練を行いました。

 

今年度数回目の訓練ということもあって、

子どもたちは、今どういうことが起こっているのかを把握し次の行動に出ます。

ハンカチや手で口を隠しながら、先生の指示に従って

上靴のまま園庭へと避難します。

 

 

 

園庭に皆が集まりました。

「〇〇組、〇人、欠席者〇名、〇人全員います。けが人等いません。」と、無事の報告。

園児全員が無事であることを確認し、園長先生からのお話。

 

　

「今日、涙が出た人もいて、みんなドキドキしたことと思いますが

“おはしも”の約束を守って、上手に避難できました。

今日は本当の地震や火事ではありません。練習でした。でも

いつ、どこにいて起きるかわからないので、今日の練習を思い出して

自分の命を守ってください。一番大切なのは、皆さんの命ですから。」

と話を聞くと、教室の中へ戻りました。

 

 

そして、お帰りの時間に

避難するときの約束に「お・は・し・も」

「押さない・走らない・喋らない・戻らない」の約束を再確認。

また、幼稚園にいないとき地震や火事が起きた時にはどうすれば良いか

皆で考え、確認しあいました。

　

 

避難訓練をした後に偶然、松山市で震度4の地震があり、

突然の大きな揺れに子どもたちは驚きました。

しかし揺れを感じた後、近くの机の下にすぐさま隠れ、自分の身を守る行動をとった子どもたち。

訓練の体験が、実際に活かされていたことを嬉しく思いました。

地震や火災などの自然災害はいつ発生するか分かりません。

もしもの時に備え、子どもたち一人一人が適切な行動がとれるよう

また、職員も日頃の訓練を大切にしていきたいと思います。