学校法人 ロザリオ学園

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2023.05.29 ロザリオ学園 ブログ

新しい風

ロザリオ学園 ブログ

令和5年度がスタートしてはや2ヶ月が経とうとしています。

進級した4月。新しい名札が嬉しくて、毎日目をキラキラさせて登園していた子どもたち。

小さい人たちに教えてあげる頼もしい姿をあちらこちらで見かけます。

 

   

 

さて、ツバメが軽やかに空を舞う中、本園でも令和5年度入園式が行われました。

新しく13名のお友達が入園してくれました。

4月からはマスク着用の自由化が始まり、教師も新入児たちもマスクを外して対面することができ、少しずつ以前の生活を取り戻してきています。

 

   

 

子どもたちは幼稚園での新しい生活に、不安より期待が大きいようで、泣く子はほとんどおらず、新年度とは思えない穏やかな日々を送っています。

 

   

 

思えば3年前に突如現れた未知のウイルスによって、私たちは翻弄され続けてきました。ありとあらゆるところで制限がかかり、マスクを強いられ、生活が一変しました。

しかし、乳児期から幼児期に、視覚野と聴覚野の適切な働きによってコミュニケーションの土台ができるといわれています。【見ること】【聞くこと】において、この大切な乳幼児期に周りの環境から大きな影響を受けて育つにも関わらず、お互いの表情が見えづらい生活となったこの3年間で、乳幼児期の脳や心の発達に何かしらの影響を与える可能性はゼロではないように思います。そのコミュニケーションの土台作りの重要さに、私たち大人は改めて気付くことができたのではないでしょうか。

 

また、コロナ禍の中で改めて気づいたことがもう一つあります。それは【大切なことは“特別”ではなく“当たり前の日常”】だということです。

 

大好きな友達や先生に毎日会えること、顔を見て笑い合えること、向かい合って食事ができること、「おいしいね」と会話を交わすことができること・・・

 

言いかえると、コロナ禍前まで当たり前にできていた日常そのものが“特別”なのです。そのことにも気づくことができた私たち、子どもたちの生活や保育はより輝きを増すことでしょう。

日々、子育てにお忙しいとは存じますが、当たり前の日常を送れることに感謝し、小さな幸せや成長を皆様と共有していければと思います。

 

    

 

これからの子供たちの未来を共に明るく照らしていきましょう。

 

西条聖マリア幼稚園

主任 阿部友世

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