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†  運動会を通して私が学んだこと 2021/06/30

6月5日(土)愛光幼稚園の運動会を行いました。

コロナ禍の中、昨年度同様に感染対策をして年齢別に時間帯を分けて行いました。

毎年、5月になると園庭から「よーいドン!」の掛け声や軽やかな曲が聞こえ、子ども達の楽しい声が響きます。先生や友達とかけっこの競走する人、リズムに乗って踊る人など日々遊びの中で運動会の練習に取り組んでいます。

 

 

 

子ども達の中には「やりたくない」という人がいます。今年も踊りの練習が始まると「僕はしない」とテントの梁に掴まってじっと見ている年中児がいました。そんな時は「うん、いいよ。」とまずその人の気持ちを受け入れるように心掛けています。そして、「どうしていやなの?」と会話をしながら気持ちに寄り添うようにしています。その人は「見とくだけにしとく」「この歌聞いたことないから嫌なんよ」と教えてくれました。私は「そうだよね。初めて聞く曲だもんね。見るだけにしようか」と伝えました。その年中児は、他の子どもの踊っている姿をよく見ていました。そして、1週間経ち、2週間経ち、並びや隊形移動もある程度出来るようになった頃、突然中に入って一緒に踊る姿が見られたのです。私はとても驚きました。なんの違和感もなく、しっかりと踊り、隊形移動までしていたのです。一緒に踊ったのは初めてでしたが、とてもよく分かっていました。

無理に踊りなさいと指示はせず、毎回、今日はどうするかを聞いて本児の気持ちを受け入れ見守ってきました。そんな中、自分自身で考え、自分の思いで動き出す姿を見ることができ嬉しい気持ちでいっぱいになりました。その日の「僕、上手だった?」と聞く顔はとてもいい表情でした。

 

 

 

そして、「どうして、今日は踊ろうと思ったの?」と尋ねると「お母さんと約束したんだよ」と教えてくれました。やはり、お母さんのパワーは絶大なものがあるのだなぁと感じました。

 

今回の関わりでこの年中児は踊ることができましたが、子ども達の中には練習はできたけど本番は泣いてできなかった人、本番だけした人…など様々な姿が見られました。私達大人は行事!本番!というところに注目しがちですが、子ども達にとってその過程が大切です。子ども達は日々の園生活を通して様々なことを学んでいます。待つことは忍耐がいり、とても大変ですが、子ども達の自立を助ける上で大人に必要な力だと思っています。

 

子ども達を取り巻く環境が変化する日々の中でどのように園行事を進めていくか、子ども達の負担にならないことを大切にし、色々と考え計画して日々保育しています。運動会では、生き生きとした元気な子どもの姿を保護者の皆様に見て頂くことができたことを嬉しく思っています。

 

 

愛光幼稚園

主任 一色千晴

 

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