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森で出会った命

先週、年長児は冬の森へ行ってきました。

森へ行った日は、冬にも関わらずぽかぽかと暖かさも感じる陽気で、

自分たちのしたい遊びを思う存分楽しむことができました。

 

 

この日、子どもたちが遊んでいると、木の下に小鳥が落ちているのを見つけました。

近寄ってみると、小鳥は死んでしまっていて動きませんでした。

”かわいそう・・・。お墓作ってあげよう。”

眠ったように死んでいる小鳥を見て子どもたちはお墓を作ってあげることにしました。

場所は小鳥が落ちていた木の根元。

 

”穴掘らないかんね”

大きなスコップを借りてきて穴を掘りますが、砂場で穴を掘るようにはいきません。

硬く、木の根っこもあり、なかなか掘れませんが2人で力を合わせて掘りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その間、小鳥が誰かに踏まれないように見守ったり、中に埋めるものを探しに行ったり、

それぞれが役割分担を自分たちで行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穴が掘れると、どう埋めるか話し合います。

”下に石を置いてその上に置いてあげたほうがいいかなあ”

”木の実も一緒に入れてあげたら、天国で食べてくれるんじゃない?”

”お花も入れてあげる?”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いろいろ話し合い、試しましたが、石は一番上に置くことにしました。

”人間のお墓も上に石があるよ。

石は「ここにお墓があるよ」っていう目印にしたほうがいいね”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にクローバーなどをお供えして、手を合わせました。

”小鳥さん、天国で幸せに暮らしてね”

”今度生まれ変わったら、いっぱいご飯食べて大人の鳥さんになるまで元気でいてね”

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちの心からの思い、小鳥さんのところに届いているといいですね。

 

 

 

 

この後お昼ご飯の時間になったのですが、お墓を作った女の子たちがその傍に近寄っていき、

何か手を合わせて話をしていました。

 

”小鳥さん、ここでお昼ご飯食べてもいいですか?”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”いいよ”の声が子どもたちには聞こえたようです。

子どもたちはシートを広げて隣で食事をとりました。

 

 

1つのなくなった小さな命に触れ、子どもたちは悲しい気持ちになりましたが、

その中で自分たちにできること、自分たちがしたいことを考えました。

初めは悲しそうな顔だった子どもたちも、お墓を作り、手を合わせたあとはなんだか温かい顔になっていた気がします。

小鳥に子どもたちの温かい気持ちが伝わり、その温かくなった小鳥の気持ちが子どもたちに伝わってきたのでしょうか。

子どもたちの思いを感じ、見ていた私たちも温かい気持ちになりました。

投稿日:2021/01/29 カテゴリ: