学校法人 ロザリオ学園

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2018.06.05 お知らせ

春の森育

年長児が楽しみにしている森育が、今年も始まりました。

森育では、春・夏・秋・冬、4つの季節に1回、森にお邪魔し、五感を使って季節を感じます。

 

今回は春の森育。

年長児にとって初めての森育です。

 

”森ってどこにあるの?”

”どんなところなんやろう”

”虫いるかなぁ?”

どきどきわくわく、この表情。

楽しみな気持ちが溢れます。

 

 

 

バスから降りるとさっそく何かを発見。

 

 

足元にいるのはカタツムリ。

葉っぱの裏に隠れてたね。

 

 

 

 

 

少し歩くとまた何かが・・・

 

今度は葉っぱの上に毛虫さん。

”この毛虫さんは触っても大丈夫だよ”

と教えてもらいます。

『毛虫は触っちゃダメ』『毛虫は危ない』と

思っている子どもたちはびっくりします。

 

 

 

 

”触ってみたい!”

恐る恐る手に乗せてみると・・・

”ふわふわしてる”

”かわいい”

毛虫さん、大人気になりました。

 

 

 

 

また少し進むと・・・雨上がりのこの日。

 

”これ、いのししの足跡なんだよ”

”えーーー!いのししおるん?!

なんかハートの形してるね”

夜に遊びに来たいのししの足跡発見。

初めて見る足跡にも驚きます。

 

 

 

 

そして、もっと森の中に入っていきます。

ここで少しストップ。

ここから先は虫や動物たちのおうちです。

入る前にごあいさつ。

 

 

”おじゃましまーーーす”

ピピピ ピピピ・・・

鳥の鳴き声が聞こえます。

”どうぞ”って言ってくれているみたいだね。

 

 

 

少し進むと池がありました。

覗き込んではみるけれど、草もたくさん生えていてなかなか見えません。

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで、スタッフのかたがバケツに生き物を入れて見せてくれました。

 

 

おたまじゃくしや・・・

”足がはえてる!!!”

 

 

 

 

 

 

かに。

水の中にもいろいろな生き物が住んでいるんだね。

 

 

 

 

 

 

森の奥まで来ると、まずはスタッフのかたからお話を聞きます。

”もちろん、森には”へび”や”毛虫”、”はち”なども住んでいます。

でもそれらの生き物たちは決して『危ないもの』ではありません”

仲良く遊べる方法を教えてもらいます。

 

 

”へびや毛虫は毒があるものと毒がないものがいます。

見つけたときには教えてね。

毒がないものとはお友達になってみましょう”

 

 

 

はちがいたときには・・・

 

 

”手で頭を覆い、丸くなって、石になります。

そうすると、はちも石だと思っていなくなってくれるからね。”

森の生き物と仲良く遊ぶ方法を教えてもらい・・・

 

 

 

いよいよ自由遊びの時間です。

 

 

 

さっそくいろいろな生き物を見つけます。

 

 

”いた!!”

と手を伸ばした先には・・・

 

 

 

 

 

 

てんとうむし。

この日はぽかぽかいい天気。

てんとうむしがたくさん遊びにきてくれました。

 

 

 

 

バッタも発見。

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンプが得意なバッタはぴょんとスモックに跳びのり・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

どんどん上まで登っていきます。

 

 

 

スモックの上がお気に入りかな?

 

 

 

 

 

とかげや・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

だんごむし!どんどん出会える生き物に子どもたちはとても喜んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてなんと、2日目には・・・

 

 

へびが顔を出してくれました!

大人も子どもも思わず、”きゃーー”と言ってしまいましたが、

これはへびさんに失礼です。

 

 

 

少しの間距離を置いていた子どもたちも、だんだんと”触ってみたい””持ってみたい”と興味を持ち出し・・・

 

 

”かたい!!””へびってかたいんだね!”

実際に出会わなければわからない感触です。

 

 

 

 

そしてとうとう、こんなに仲良くなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”あー、かわいい・・・

連れて帰って飼いたいなぁ・・・”

最後には、まるで赤ちゃんでも見るような目で

愛おしそうに見つめるほど仲良しになっていました。

 

 

 

 

 

 

さて、こちらでは川に挑戦。

「入ってもいいんだよ」と伝えるも、なかなか勇気が出ない子どもたち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恐る恐る水を触ってみると・・・

 

 

”つめたーーーい!”

山から流れ出る水の冷たさに驚きます。

 

 

 

 

そして、

1人、また1人とそーーっと川に入っていきました。

 

大きな木が目の前に立ちふさがると、

”通れない・・・”

「くぐったらいいんだよ」

と伝えると、そーっと身をかがめてくぐっていきました。

 

 

 

少しずつ少しずつ、森のことを知っていけたらいいですね。

 

 

 

また、森にはたくさんの自然の恵みも落ちていました。

 

竹に口を当て、お決まりの・・・

”あーーーーーーーーーーー”

面白かったようで、何度も何度も楽しみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは木の実。

なんの木の実かスタッフのかたに聞いてみると、なんと梅の実。

昨年度、梅の花がきれいに咲いていたとお知らせしましたが、

その後、立派な梅の実ができたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”こんなにたくさん拾ったよ”

 

 

 

 

 

 

他にも、

 

 

たんぽぽの綿毛や・・・

 

 

 

 

 

 

野イチゴ。

今回は少ししかなかったので、

見つけた人は特別です。

 

 

 

 

そして、一生懸命探して見つけた、『四葉のクローバー』

 

 

”すごーーい!”

”四葉見つけたら幸せになれるんだよー”

みんなに褒められて顔がほころびます。

 

 

 

”今日が楽しいのが、幸せってことかもしれないね”

と、ある女の子が言うと”たぶんそうだよ!!”とみんな納得。

子どもたちの話を聞き、ほっこりさせてもらいました。

 

 

春の森育ではおなじみのシロツメクサ。

今年は特にたくさん咲いていて、

 

 

 

こんなにたくさん集めました。

 

 

 

 

 

それを、うまく編んでいき、指輪も作りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めての森育。子どもたちは大満足・・・

でも、”もっといたかったなぁ”と後ろ髪をひかれながら、帰路につきました。

 

 

 

この日は帰りに、春の森の恵み”よもぎ”をいただいて帰ります。

スタッフの方からお話を聞き、

よもぎは森の生き物たちのご飯にもなっていることを知ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

”もし、全部人間がとってしまったらどうなるかなぁ?”

子どもたちに問いかけると、”生き物が困る!””だめ!!”

”分けっこせないかんよね!”との声が・・・

さすが年長さんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、それではよもぎをいただきに出発です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタッフのかたから形と『裏が白いもの』と、よもぎの見分け方を教えてもらいます。

「よもぎカード」を見て確かめながら探します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”ちょっとちょうだいね”

森にごあいさつしながらいただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五感をいっぱいに使いながら、めいっぱい楽しめた春の森育でした。

 

 

 

そして、後日・・・いただいて帰ったよもぎは幼稚園でもよもぎ団子を作って食べました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”あー、楽しかった”

何度もそんな言葉を聞いた春の森育でした。

次は夏の森育。

どんな発見があるのか楽しみにしています。

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