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†  祖父母行事を通して 2018/10/31

 自園で、園児の生活背景を保護者の方々におたずねしたところ、一戸建ての方が58.3%、集合住宅の方が41.7%、兄弟姉妹数では1人っ子が13.9%、二人兄弟姉妹が58.3%、家族構成は核家族が88.8%、祖父母同居が5.6%、敷地内同居が5.6%の結果が出ました。
 これらの数から、園児の生活背景としては、ほとんどが核家族で、1~2人の兄弟姉妹であること、また66.7%の母親が専業主婦であることがわかりました。

 そうした中、今まで祖父母参観日や運動会などをしても、祖父母の方の参加が少ないのはなぜだろうかと職員と話し合い、アイデアを出しながら行事を進めてきましたが、今年は祖父母の方にもっと園に親しんでもらいたいと考え、園児と共に新聞を使ってリサイクルバックを作ったり、大型絵本を読んでいただいたりしました。

 リサイクルバックでは
「どこを折るんぞ」
「もっと丁寧にのりをつけないとはずれるよ」
「なかなかのできじゃね」などの喜びの声、

 大型絵本では、園児だけでなく、参加した皆が絵本の世界に引き込まれ感動しました。  
読んでくださったおじいちゃんは
「カラオケ大会より緊張したけど良かった。先生、読みにまたこーわいのー。孫が喜んだ。この本、孫相手に家に行って何回も練習したんよ。また読んでやらないかん。」

 おばあちゃんは
「先生、孫との一生の思い出になりました。嫁がようけ写真撮ってくれたんよ。H子が大きくなったらまた、見せようと思います。これからもっと私が絵本を読んであげたい。」
と話されました。
 

 保護者の方からも「毎月の読み聞かせは、私たちだけでなく、祖父母にも広げていくといいですよね」との意見もあり、私も「大賛成ですね」と答えました。これを機会に園に親しんでくださることを望んでいます。

 

 その後行われた運動会は、祖父母の方々の参加が多く、プログラムがいつもより多く出ました。
 トイレットペーパー積み競争では、慎重に慎重に積み上げましたが、子 育て世代に一歩およびませんでした。一度も崩すことなく積み上げたのには驚き、大きな拍手が送られていました。

 また、10月10日には、近くの高齢者施設を訪問し、園児たちは鼓笛演奏と踊りを披露したり、一緒に手遊びをしたりしましたが、ほとんどの方が車イスで、園児の方から近づいていく形で交流し、喜んでいただきました。園児は「泣いていた人もいたね。なんでかな?」「手をぎゅっとしてくれた」「首飾りどこに置いとんかな」「喜んでくれたかな」「なんで動けんの」などなど様々な思いを持った様子でした。

 

 今は、三世代で住む方も減少し、個人個人の思いが自由に発揮でき、大切にされるようになりましたが、昔からの良い文化、伝統、風習、その家ならではのものが、引き継がれにくくなってきていると感じるのは、私だけでしょうか。おじいちゃん、おばあちゃんと触れ合う機会を多くし、心豊かな優しい人に育っていける場に幼稚園がなれればいいなと考えています。

 

西条聖マリア幼稚園

園長 呼石 志津子

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