学校法人 ロザリオ学園

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2017.06.30 日誌

切る活動

本園の保育室にはさまざまな教材、教具が置かれてあります

 

言語の教材。

 

 

 

 

 

 

 

 

数の教材。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大きさや色、長さなど身体を使って感じられる感覚教具。

 

 

 

 

 

 

 

 

他にもたくさんの教材があります。

その中には、アイロンや・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

野菜を切るための包丁など、

 

 

 

 

 

 

 

 

大人は「危ない」と感じてしまうようなものもあります。

これらはおもちゃではなく、全て『本物』です。

「ごっこ遊び」ではなく、本当の日常生活のなかでこれらの教材を使います。

 

 

その中の一つに、「はさみ」があります。

はさみももちろん、いつでも子どもたちが触ることのできるところに置かれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちは、はさみを使ってさまざまな活動をします。

特に年齢の低い子どもほど、はさみに興味を示し、使おうとします。

しかし・・・

 

 

いきなりこの長い直線を切ろうとしても

うまくいきません。

 

 

 

 

 

 

 

『切る』ことが、ただただ楽しいんです

 

 

 

 

はさみを使うには、一人一人の段階が大切です。

まずは、子どもが一回で切られるくらいの幅の紙帯から始めます。

それも、何も書いていないものと、線が書かれているものがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは何も書かれていないものから。

好きなところを好きなだけ切っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

何枚も、何枚も、満足いくまで切ります

 

 

 

はさみの一回切りがうまくできるようになると、今度は線に合わせて切る楽しさを味わいます

 

 

 

”よーく見て、線からはみ出ないように・・・”

 

 

 

 

はじめは少しズレていても、だんだんと線のところをぴったり切れるようになります

 

 

 

 

 

 

 

 

だんだんと巧みにはさみを操れるようになると、

 

 

長い直線を切ったり、

ギザギザ曲がった線を切ったり、

波線を切ったり、

さまざまな線を切れるようになります

 

 

 

そうなると、いろいろな形のペープサートなども切って楽しめるようになります

 

 

 

 

色を塗って・・・

 

 

 

 

 

 

 

こんなに素敵に塗れました

 

 

 

 

 

 

 

お姉ちゃんと一緒に塗るのも楽しいね

 

 

 

 

そして、切っていきます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

割り箸をつけると・・・

すてきなペープサートができました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年長になると、おとなと同じようにはさみを使いこなします

折り紙を折って、切りこみをいれていくと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなに複雑な模様ができました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、

折り紙を半分に折って、線を描き、その通りに切っていく活動や、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細かく切りこみを入れて、天の川を作る活動も楽しめます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは腕時計の制作です。

年長児が、色鉛筆できれいに色を塗っていると、

年少さんが”ぼくのも作って”と・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の分をはさみで切って・・・

 

 

 

 

 

 

年少さんには、できるところはさせてあげます

”できるかな・・”

できているか、見守ってくれていますね

 

 

 

 

 

子どもたちは毎日の生活の中で、たくさん”はさみを使う経験”をします

しかし、時々、保護者のかたから”家では危なくって、はさみは使わせてないんです”というお話を聞きます

確かに、はさみは危ないものです

私たちもそのことは、忘れてはいけないと思っています

しかし・・・

 

 

 

正しい持ち方や

 

 

 

 

 

 

 

 

運び方、

 

 

 

 

 

 

 

扱い方を

 

 

 

 

 

何度も何度も伝えていきます

もちろん、はさみの危なさも伝えます

”こけたときに、顔にあたると危ないからこうやって持とうね”

”閉じて置いておかないと、指にあたって怪我をすることもあるんだよ”

 

子どもたちが『楽しく』『安全に』、遊べますように、これからも日々、丁寧に関わっていきたいと思います

 

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