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†  森育「おじゃまします」 2016/03/25

空気に触ったこと ありますか
川の匂いを嗅いだこと ありますか
森の声を聴いたこと ありますか
闇を見たこと ありますか
大地の味を知っていますか

あなたは地球を感じていますか
あなたは宇宙を忘れていませんか

倉本 聰

 脚本家である倉本聰氏は、北海道にある富良野自然塾に続き、京都府宮津市と四国の今治市にも自然塾を開塾されました。
 今治アースランドの地球の道(46億年の地球の歴史が460mの距離に置き換えられている)の横に森に通ずる道があります。その入口には「森育」と書かれた小さな木の札が吊るされています。子ども達は入口を少し入った所で、大きな声で森に向って呼びかけます。

「おじゃましま~す」

 私は、この言葉を聞いた時、忘れていたことを呼び起こされる思いになりました。
地球上に存在する生物は、自分が生きるのに一番適した場所で生命を育んでいます。まさにその場所に足を踏み入れるのですから、お邪魔をすることなのです。そして、私たち人間は決してその場所を破壊してはならないのです。
「地球に優しく」という言葉を聞くと、地球上の生物の中で人間が一番優位にあると錯覚を起こしそうですが、人間はすべての生物に対して謙虚であり、この地球上に共存していることを忘れてはならないのです。
 冬の森。子ども達はかえるの卵を手ですくって触っています。手の指についた卵は粘着力が強くなかなか取ることができません。
ふと足元に小さな小さな草花が赤い色をして咲いています。愛おしいです。
広場の中央にある焚火が体を暖めてくれます。
 若葉幼稚園の子ども達は、春夏秋冬、森を訪れます。四季の変化に留まらず、全ての「いのち」が生まれ、死んで、また新しい「いのち」が誕生する、この生命の不思議にやがて気付くことでしょう。

学園長
岡山 眞理子

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